日本とアメリカの電化製品のプラグの形は基本的には同じです。アメリカは2つの縦の穴に丸いアース用のピンがついた形もありますが、日本の電化製品についているプラグはアメリカのコンセントにはちゃんとはまるのでプラグの形の心配はいりません。

しかし、問題は電圧の違い。

日本の電圧は交流100Vで周波数は50Hz〜60Hz。

アメリカの電圧は交流110V〜120Vで周波数は60Hz。

と、電圧が若干違います。なので、電化製品によっては変圧器を使わないとアメリカで使用できない場合があります。

さてどんな場合に変圧器が必要なのでしょうか？

まず使いたい電化製品の定格・仕様をみてみましょう。

「使用電源　-　入力：AC100〜240V」

と書いてある場合は、アメリカの電圧「120V」がカバーされているのでアメリカでも使えます。最近のデジカメの充電器やノートパソコンなどは多くのものが世界中で使えるように電圧が設定されている場合が多いです。

しかし、

「使用電源　-　入力：AC100V」

と書いてあるものは、日本の電圧「100V」しか対応していないので、アメリカで使うためには変圧器が必要になります。

そして変圧器も何でもいいわけじゃないです。まずはアメリカ向けの変圧器（120V）を選ぶのですが、その次に使いたい電化製品の消費電力を確認します。

変圧器もいろいろあって「100Wまで」「600Wまで」「1100Wまで」などとたくさん種類があるので、使いたい電化製品の定格消費電力をカバーできるか確かめましょう。迷ったら電気屋さんの店員さんに聞いてみましょうね。

高い電力に対応する変圧器は高額になり、大きくて重い！なので、高い電力を消費する電化製品（ヘアドライヤー、アイロン、電子レンジ、掃除機、冷蔵庫など）はアメリカで購入したほうがいいでしょう。無理に使うと機械の故障、火災の原因になります！気をつけて！